2019/10/11

農業WEEK2019/次世代農業EXPO展示会

 10月9日~11日の3日間、千葉市幕張メッセで開催された農業WEEK/次世代農業EXPOの展示会に行ってきた。スケジュールの関係で、11日のみの参加となった。
 
この展示会は、農業分野の展示会としては国内最大の規模を誇る。参加の目的は、農業分野におけるドローンの最新技術と利活用について直接目にすることであった。
 
 
 
 
今、国内で最も興味のあるドローンはどれかと問われると、XAIRCRAFTのP30と即座に答えるであろう。完全自動航行・自動散布の機能を備えており、GNSSRTKシステムにより高精度の農薬散布が可能である。もはや、完全なロボットシステムと言えるのではなかろうか。
運用においても、カートリッジタンクとバッテリーの交換システムは現場を知り尽くしているようだ。
このドローンの最大の特徴は、何といっても果樹モードである。果樹のみをターゲットに散布するドローンは、唯一この機種のみであろう。
 
 
 XAIRCRAFTブース
 
 
次に興味のあったドローンはParrot BLUEGRASSである。マルチスペクトルカメラを搭載しており、リモートセンシングによるPix4D等の解析ソフトウェアで農地・作物管理が低価格でできる。また、ANAFIはサーマルカメラを搭載しており、熱画像が取得できるドローンである。
 
このほかDJIの新製品AGRAS T16は、16Lのタンクを搭載しており、1飛行あたりの散布面積が増加している。
 
農薬散布では歴史のあるエンルートのブースでは最新マルチロータAC101が展示されていた。
 
エンルートブース
 
 
ドローンは年々、技術が進化しており農業分野で益々利活用されていくと今回の展示会で実感させられた。
 
今回、「JA全農が目指す農業ICTの取り組み~営農管理からドローン活用まで」の公演会の受講を申し込んでいたが、時間の関係で残念ながら拝聴できなかった。